神奈川県宅地建物取引業協会川崎中支部の支部長として約300の不動産会社をまとめる 中村 公則さん 上丸子天神町在住 57歳
学び続ける”リーダー”
○…中原区と幸区を中心に約300の不動産会社が加盟する宅地建物取引業協会川崎中支部の支部長に4月に就任した。同協会は今月9日にエポック中原で落語家の林家たい平さんを呼んで行われたチャリティ寄席を主催するなど、地域に根差した活動を行っている。「会員の中には自分がお世話になった方々の息子さんが後を継ぎ、2代目3代目が活躍し始めた。次世代をしっかり育てていきたい」と抱負を語る。
○…生まれも育ちも上丸子天神町。以前は車の修理の会社に勤めていた。その後、建物や土地の管理の仕事に携わっていた父に家の手伝いを頼まれたのがきっかけで、会社を辞め、宅地建物取引士の資格を取得。後、(株)エイト中村を設立。今年でちょうど30年を迎える。「この仕事は人に深く関わる仕事。お客さんは本当にそれぞれ。協会のネットワークを通じてその人に合った物件をうまく紹介できた時は嬉しい」と微笑む。
○…ラグビーやサーフィン、モータースポーツなど趣味は多彩だが、中でも夢中になっているのが魚釣り。現在約4000人の釣り人が加盟する「NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会」という団体に所属。休日は日の出とともに海へ出、釣れた魚の大きさや糸の細さを競う大会に参加し楽しんでいる。「釣り自体も楽しいけれど、全国に同じ趣味の知り合いができるのも楽しい」
○…「現在問題となっている空き家に関する特別措置法もできたので、空き家をどう活用していこうかというのが協会としての課題」と真剣な表情。支部長になり「みんなお願いするとちゃんと手伝ってくれる」と頼もしく感じている。それもそのはず、大切にしているのは「常に学ぶ姿勢」。「みんな先生だと思っている。子どもでも自分の知らないことを知っていたり、お客さんからだって学ぶことはある」。謙虚で様々な人を受け入れる広い心が慕われる理由だ。
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3月29日
3月22日