川崎市は、企業とデザイナーを結ぶマッチングサイト『かわさきBizコン』をこのほど開設した。事業者が商品のPRや企業のイメージ戦略などを練る際に、各分野のデザイナーやクリエイターを検索できるサイトで、市では「企業活動の活性化につながれば」と期待を寄せる。
川崎市では、2010年に「川崎市コンテンツ産業振興ビジョン」を策定し、各企業のキャラクターやSNSなどの各種コンテンツを活用した事業展開、販売促進、製品作りなどを推進している。今回のサイト開設は、その一環で、「気軽に企業活動の活性化につながるもの」としてサイトの開設に至った。
『かわさきBizコン』のメニューは、【1】クリエイター/デザイナー検索、【2】コンテンツ選びチャート、【3】コンテンツ活用事例集、【4】相談フォームの主に4つから成る。事業者にとって、どのデザイナーが適しているのか、デザイナーのプロフィールや過去の作品などを検索、閲覧できる。現時点で、デザイナー・クリエイターの登録数は12件ほど。
登録は現在受付中で、今年度中に100件をめざすという。サイトの利用料や紹介料は無料で、市内の事業者は専門家への無料相談もできる。
「ものづくり企業に有効活用してほしい」
市経済労働局の担当者は「特にものづくり企業に有効活用してもらいたい」と期待する。これまでにセミナーなどを通して「新商品をPRしたいけど、やり方がわからない」「SNSを使った広報をしたいけど、まず何をしたらよいのか」など、意欲があるのに方法がわからないという企業が多く見受けられ、それらに対応していきたい考えだ。
担当者は「開設して間もないので、まずはデザイナー・クリエイターの登録を増やし、サイト自体を周知し、知ってもらうことが当面の目標。その上で、企業活動の活性化の一助になれば」と話す。
サイトはPC、スマホから閲覧できる。
■かわさきBizコン
https://www.kawasaki-contents.jp/
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