イラク戦争などの戦地で映像を撮り続けているフリージャーナリストの綿井健陽さん(45・区内在住)が4月24日、市立橘高校のキャリア教育の授業で講演を行った。当日は同校の2年生約275人が参加。生徒らは実際のニュースの映像や、戦地で死を目の当たりにした綿井さんの体験談に惹きつけられていた。
綿井さんはイラク戦争報道活動で数々の賞を受賞し、映画監督としても活躍している。同校職員の「社会で起きていることを生徒に知ってもらい、将来への視野が広がれば」との思いを受けて今回登壇した。
質疑応答では、ジャーナリストになったきっかけについて「ベトナム戦争の報道を見て、戦争の実態を知った経験が影響。極めて難しい仕事だが、極めて面白い仕事でもある」と綿井さん。「世の中で起きていることを報道で知ってもらうことで、戦争や紛争を少しでも減らす力になれるかもしれない」と話していた。
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