今年3月、第40回全国高等学校ハンドボール選抜大会で初の全国制覇を果たした法政二高ハンドボール部。さらに、今月5日まで群馬県で行われていた第63回関東高等学校ハンドボール選手権大会でも優勝し、好調を維持している。
顧問の阿部直人教諭は1999年からコーチとして同部の指導に携わり始め、監督に就いて21年目。これまで世界で活躍する選手を輩出し、現在もキャプテンの藤田龍雅さん(3年)とキーパーの内田海さん(3年)が日本U―19の候補選手に選ばれている。阿部教諭は今年のチームについて「とにかく皆明るく前向き。一人ひとりの能力も高く、目の前の試合は絶対勝つという気持ちが強い」と話す。
試合では「個々の役割がしっかりしている」と藤田キャプテン。選手交代が自由に何度でもできるハンドボールだが、同部ではメンバーをできるだけ固定し、個々の動きとチームワークを発揮できるプレースタイルをとる。予測力や運動力の高い選手がしっかり守り、点の取れる身体の大きい選手が着実に点を稼ぐ。全国大会決勝でも強豪の京都府立洛北高校に対し、「自分たちのペースで」勝利を手にした。
合言葉は「ALIVE」
チームが掲げる言葉は『ALIVE』。「生きる」という意味の通り、コートの中で動き続け全てを出し切るという思いが込められている。次に目指すはインターハイ初優勝。「(関東選手権も)あぶなげなく勝ち、さらなる成長を実感している」と阿部教諭。藤田キャプテンは「全国のチームが狙ってくる立場。現状に満足せず、打ち勝っていきたい」と意気込んだ。
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