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中原区版 公開:2017年7月21日 エリアトップへ

校名決めへ 児童「模擬選挙」 小学校の新設へ向けて

教育

公開:2017年7月21日

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実際の投票箱に用紙を入れる児童
実際の投票箱に用紙を入れる児童

 2019年4月に小杉2丁目に新設される小学校名を児童から募集した模擬投票がこのほど、今井小と西丸子小で行われた。これは、校名の決定に児童の意見を反映させるとともに、主権者意識を育むのが狙い。

 市教委では、1年半後に開設される(仮称)小杉駅周辺地区新設小学校の校名の検討を進めている。昨秋に区内在住、在勤者を対象に行ったアンケートでは、「小杉小学校」「こすぎ小学校」に多くの意見が集まった。そこで、実際に通う児童の意見も取り入れようと、新しい小学校の学区になる今井小と西丸子小の児童に主権者教育も兼ねて模擬投票を行った。

本番さながらの体験

 西丸子小では、7月13日に87人の6年生が体育館に集まり、模擬投票を行った。投票前の応援演説には、漢字表記の「小杉小学校」を推す「漢字ファーストの会」と、ひらがな表記の「こすぎ小学校」を応援する「ひらがないしんの会」が2グループに分かれてアピールを行った。その後、児童は実際に選挙で使われる投票用紙、投票箱、記載台を使って、選挙立会人が見守る中、投票した。

 この日の結果は漢字が61票、ひらがなが26票だった。先に行われた今井小では、漢字が59票、ひらがなが91票、無効が1票で、合計は「小杉」が120票、「こすぎ」が117票となった。

 漢字に票を投じた児童は「最後の演説を聞いて漢字の方がわかりやすかったし、自分の好みだった」と話した。また、ひらがなに一票を入れた児童は「ひらがなにすることで硬さがなくなり、より親しめると思った」と説明した。伊東芳男校長は「選挙権が18歳に引き下げられたことで、この子たちも6年後には投票で未来を決めることができる。そのために今からたくさん学習をしていってほしい」とコメント。

 市教委では「今回の結果は、意見の一つとして校名決定の際の参考にしたい」と話しており、正式な学校名は今秋に決定の予定だという。

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