地域の住民で組織される中原消防団(小島光儀団長)が8月4日、中原消防署員とともに「消防団実技教養訓練」をとどろきアリーナの催し物広場で行った。団員約100人が参加し、3班に分かれ、ロープの結索やチェーンソーなどを使用した木材切断、応急や搬送、規律訓練などに取り組んだ。
小島団長は開始時に「備えあれば憂いなし。皆で自分たちの街を守ろう、頑張ろう」とあいさつ。火災だけでなく地震や河川の氾濫などの災害時に起きる、瓦礫や流木の撤去も想定。消防署員の手ほどきを受け、各分団に1台ずつ配備されているチェーンソーやエンジンカッターを使って木材や鉄パイプを切断した。
小島団長によると、建築様式の変化により大きい火災は減ってきているが、マンションで1部屋が丸焦げになってしまう例などがあるという。「中原区は川崎市のちょうど真ん中に位置している。いざという時に、北部や南部にも駆け付けられるよう、日頃から訓練していきたい」と小島団長。
中原消防団は本部のほか、中原、大戸、住吉、玉川、丸子の5分団で構成される。条例定数265人に対して、11人の女性団員を含む、218人が在籍している(8月1日時点)。「欠員の出ている班では随時団員を募集している」と小島団長は話している。
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