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中原区版 公開:2017年9月22日 エリアトップへ

川崎市内消防団 全8団で定員割れ 団員不足、市街地で顕著

社会

公開:2017年9月22日

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 川崎市内の消防団員数が依然不足している。今年9月1日現在の団員数は1169人で、定員1345人に対し176人足りていない。団員に求められる活動が充分に行えないことに繋がりかねず、市消防局では危機感を募らせている。

 団員不足は、市内にある8消防団全てで生じている。特に市街地が顕著で、中原消防団は定員265人に対し217人(不足48人)、川崎消防団は同166人に対し132人(同34人)、宮前消防団は同147人に対し120人(同27人)、高津消防団は同141人に対し118人(同23人)と続く。消防団のなり手は、これまで地元の個人事業主や町内会の役員らが多かったが、最近は個人事業主や自治会・町会加入者などが減少し、不足を生んでいる要因の一つとなっているようだ。

 消防団の任務は火災時の出動やその訓練だけでなく、警察や消防と連携し有事における被災者救助、夜回りなどの警備、町内会や学校などでの防災訓練や救急講習指導など多岐に渡る。消防団が不足すると、こうした活動に支障をきたしたり、現団員への負担が増したりする懸念がでてくる。

学生取り込む新たな制度も

 市消防局では、団員の減少に歯止めをかけようと、今年3月から、市内に住む大学生や専門学校生らに入団を促す「学生消防団員活動認証制度」を導入。団加入から1年を基本に、その活動実績が認められると、市長から認証証明書が交付される。学生としては就職活動等でアピールできるメリットがあり、消防団としては若い団員確保に繋げられる仕組み。現在は21人の学生が加入しているという。

 また、入団促進を図る別の取組みとしては、消防団員手帳を提示すれば割引などのサービスが受けられる「消防団応援事業」があり、市内の73店舗が登録している。登録店舗数は昨年から徐々に増えているという。

 近年、全国的に自然災害などが増え、消防団の役割は増している。市消防局では、「地域の安全・安心のため消防団は必要不可欠。消防団は消火活動を行うイメージがあり敬遠する人も多いが、自分が住む街のためになるボランティア活動でもある。地域のつながりを感じられるのもメリット。身構えずにぜひ一歩を踏み出してもらえれば」と話している。

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