川崎市とどろきアリーナで10月12日、大規模なテロ対策訓練が行われた。市消防局や神奈川県警察本部、医師や看護師らで編成される医療チーム・川崎DMAT、市総務局危機管理室、区役所など総勢172人、消防車19台が出動。県警本部からはNBCテロ対応専門部隊も駆け付けた。
主催したのは中原消防署(谷芳之署長)。2020年の東京五輪・パラ五輪を控え、関係各機関の連携強化を図ることを目的に開催された。
訓練は、イベント開催中に何らかの液体がまかれ、多数の傷病者が発生しているという想定で実施。警備中の警察からの通報を受け、直ちに現場指揮本部が設置され、化学防護服に身をつつんだ隊員らが傷病者を救出。物々しい雰囲気の中、各隊が本番さながらの動きを確認した。
谷消防署長は「中原区には多くの人が集まる施設がある。テロだけでなく災害も発生する。いざという時に対応できるよう、顔の見える関係を大切に、連携して取り組むことが大切」と話していた。
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