11月1日から南武線・平間駅周辺が自転車やバイクの放置禁止区域に指定された。対象は駅から半径300mの範囲で、放置自転車等は市の条例に基づき即時撤去の対象となる。
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通行の妨げだけでなく、救急や消防等の緊急活動に支障をきたす「放置自転車」。これまで、平間駅周辺を利用する自転車は、4つの市営駐輪場で収容できるとされ、中原区内では唯一「自転車等放置禁止区域」に指定されていなかった。
しかし、すでに禁止区域となっている鹿島田駅・向河原駅などから平間駅に利用者が集中している実情もあり、放置自転車が目立ち地元住民からの苦情も増えていた。そこで市は昨年6月に、平間駅を中心に半径300m以内の区域を実態調査。計302台の放置自転車等を確認したため、現状の環境では不十分と判断し、このほど「自転車等放置禁止区域」に指定した。
これに伴い、駅周辺の駐輪場を1カ所増やし計5カ所とし、管理を指定管理者に委託し無料から有料に。市は「放置自転車は条例に基づき即時撤去の対象となる。指定の駐輪場の利用を」と呼びかけている。
中原区は、平坦な土地柄から自転車の利用者が多い。かつては放置自転車が問題となり、2009年には全国ワースト駅6位に元住吉駅(1762台)、7位に武蔵新城駅(1675台)となっていた。しかし、市は民間とともに駐輪場の整備を進め、現状で放置自転車が問題になっている地域はないという。市は「現状、公有地を駐輪場にすることは難しい状況にある。もし今後利用者が増えた場合は、助成金制度を活用してもらい民有地を駐輪場にしてもらうよう働きかけていきたい」としている。
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