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中原区版 公開:2017年11月17日 エリアトップへ

丸子多摩川花火大会 51年ぶり復活めざす 準備会が署名活動開始

文化

公開:2017年11月17日

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昭和25年の丸子多摩川花火大会のポスター(転載:『中原街道と武蔵小杉』より)
昭和25年の丸子多摩川花火大会のポスター(転載:『中原街道と武蔵小杉』より)

 1967年を最後に開催されなくなった「丸子多摩川花火大会」を復活させようと、準備会が5日、署名活動を開始した。今後は、地元団体や住民と協力して発起人会を発足させ、来秋の開催を目指す。

 丸子の花火大会は1925(大正14)年に料亭「丸子園」の創業者が始めた。戦時中は中断されたが49年には再開され、30万人が来場したという。東急電鉄の資料によると、65年には2200発の花火や1000メートルのナイアガラの滝が夜空を彩ったという。しかし、来場者数が100万人を超え、渋滞による道路交通への影響などを理由に1967年8月を最後に中止となった。

 「丸子多摩川花火大会を復活させる会」準備会の中心メンバーは、川崎河川漁業協同組合の安住三郎組合長、市内在住でイベント制作に携わる畠山浩之さん、花火師の谷古宇正啓さん。「丸子の渡し」を今に伝える安住さんは「新しい住民も増える中、丸子の名物を復活させて歴史を新たに刻みたい。新たなまちのシンボルにしたい」と意気込む。

 初日の署名活動では約200人が集まった。畠山さんは「懐かしいね、また見たいねという声をいただいた。より多くの賛同を集めたい」と手応えを語る。3人は約2年前から当時の様子や花火大会開催について調査。運営や警備計画など行政や警察との連携、予算など山積する課題を調整し、復活に向けて準備を進めている。今後は署名活動で賛同者を募り、スポンサーや協賛を募りたい考えだ。花火師の谷古宇さんは「規模は小さくても、初めの一歩として来年秋頃の開催を目指したい」と話す。

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