神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2017年12月8日 エリアトップへ

中丸子南緑道緑を守る会で長年、緑道の整備に尽力する 浦野 昭志さん 中丸子在住 90歳

公開:2017年12月8日

  • X
  • LINE
  • hatena

人の縁、草花でつなぐ

 ○…「全国花のまちづくりコンクール」で奨励賞を受賞した「中丸子南緑道緑を守る会」。手入れされた花壇だけでなく、保育園や小学校の体験学習の場にもなっており、自立した活動と地域コミュニティの活性化への取り組みが評価された。「最高にうれしい。近頃は会にとっていいことばかり。緑道にいる神様の仕業じゃないかって思うよ」と顔がほころぶ。

 ○…2代目会長として長年尽力し、現在も最年長メンバーとして活動。周囲からは「縁の下の力持ち」のような存在と言われることもある。不法投棄などもある荒れ放題だった緑道を、1998年から初代会長と共にボランティアで整備。季節ごとに草花が咲く現在の中丸子南緑道の礎を作った。「100種類の花を咲かせようとしたり、通る人全員にあいさつしてみたり。いろんなことに挑戦したね」と目を細める。今では作業中、通行人などさまざまな人から声を掛けられるほどに。「皆からありがとうと言われると、ドキンときちゃうね」

 ○…長野県出身。稼業の農業を手伝っていたが、終戦で兄が戻ったのを機に20歳で上京。区内に本社を構えた化粧品や日用品の問屋の営業として働く、自他ともに認める会社人間だった。70歳まで勤務した後1カ月と待たず、妻の勧めで緑道の作業を手伝うように。「今思えば、農業に対する憧れがあったのかもしれない」。土いじりがもともと好きで、農業を継ぐために通った学校の知識も役に立った。「今は天気なら半日は緑道にいる。家にいると家内に心配されちゃうんだよ」

 ○…「活動を続けていられるのは、現会長や周りのメンバーのおかげ。感謝しかない」と、どこまでも謙虚な姿勢を崩さない。人員不足のボランティア団体が多い中、同会は今年、メンバーが6人も増えた。「すごい社会人経験を持った人が集まってくれて会が大きくなった。人に恵まれたね。皆から元気をもらってるよ」

中原区版の人物風土記最新6

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月19日

佐藤 智宏さん

第58代目の中原警察署長に、3月19日付で就任した

佐藤 智宏さん

区内在住 56歳

4月12日

トニー クルーズさん

火災予防ポスターをデザインして中原消防署から感謝状を贈呈された

トニー クルーズさん

新丸子東在住 53歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

高津区在勤 32歳

3月29日

小林 規一郎さん

「100Kmウォーク」のイベントを企画した、ブレーメン通り商店街青年部長

小林 規一郎さん

木月在住 48歳

3月22日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

幸区在住 20歳

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook