神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2011年1月21日 エリアトップへ

黄色いタオルで安否確認 栗平白鳥自治会が訓練実施

公開:2011年1月21日

  • LINE
  • hatena
朝9時を合図に各家庭で掲示された
朝9時を合図に各家庭で掲示された

 栗平白鳥自治会(高野音吉会長)が今月17日、黄色いタオルを使った安否確認の訓練を行った。高齢化や単身世帯が増える中、街ぐるみで助け合う地域づくりに取り組む同自治会を取材した。

 「全員無事です」―。阪神淡路大震災から丸16年を迎えたこの日、区内栗平と白鳥一帯の家々の軒先には、家族全員の無事を知らせる黄色いタオルがかけられた。

 家族に人的被害がないことを知らせる黄色いタオルは、横須賀市や秦野市の自治会などで用いられるようになったのを契機に全国に広まりつつある。災害時に掲示を徹底することで、助けを必要としている家庭を効率的に探し出せる方法として自治体レベルでの導入も増えている。

 同自治会の自主防災部では昨年、独居老人の増加や高齢化などで有事の際に安否確認が必要な世帯が増えたことなどから、会員約740世帯分のタオルを配布。タオルの掲示方法や確認作業の分担など一連の仕組みが整ったことから、今回の訓練実施に至った。

 タオルを安否確認に取り入れる場合、出来るだけ多くの家庭が同じ方法で掲示を実施することが鍵となる。同自治会では「皆が簡単に作れ、参加しやすいように」とタオルはハンガーにかけるよう決めた。風雨時でも確認作業がスムーズに行えるようタオルにはビニールをかけ、道路から見やすいベランダや物干し竿、玄関口などにかけるよう、回覧などで周知したという。

 掲示時刻の朝9時頃には各家庭に黄色いタオルがかけられ、担当者がおおよその状況を目視してまわった。

 同自治会によると今回の訓練でタオルを掲示した家庭は多い所で6割、少ない所では1割ほどだった。自主防災部本部長の北野康夫さんは「これからも年に2回位ずつ、定期的に訓練を行うことで徐々に周知をしていきたい」と話している。
 

麻生区版のトップニュース最新6

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

携帯用不備60% 市、啓発に力

3月29日

「もの忘れガイド」刷新

麻生区

「もの忘れガイド」刷新

増える認知症高齢者、支援

3月29日

「こども大学」で学び提供

小田急不動産×多摩大学

「こども大学」で学び提供

3月30日 体験会・講座 

3月22日

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新(リニューアル)

利便性、視認性を向上

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

檜山公園の活用模索

川崎市

檜山公園の活用模索

実証実験2年目で手応え

3月15日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook