通り魔想定し初の訓練 1月31日(月)、新百合ヶ丘駅南口バスターミナルで
全国で発生する無差別殺人事件やバスジャック事件などを受け、新百合ヶ丘駅バスターミナルで今月31日(月)、犯人の制圧及び救護訓練が実施される。県警本部でも予期せぬ事案に対応するための訓練を積極的に呼びかける中、麻生警察署が実施に踏み切った。
全国で頻発する通り魔事件。昨年末にもJR取手駅(茨城県取手市)でバスジャック犯が不特定多数の人を切りつけるという事件が起きた。
麻生警察署ではこうした無差別殺人事件に迅速に対応できる体制を確認しようと今回の実施を決めた。
同様の訓練は今月5日に横浜駅でも行われており、視察に訪れた県警本部長が「今後は県内の54署でも同様の訓練を行い、的確な警察活動が行えるようにしたい」と積極的な訓練実施を呼びかけていた。
当日は午後2時からの約1時間、小田急線新百合ヶ丘駅バスターミナルで不特定多数の人が切りつけられる通り魔事件が発生し、ケガ人が出たという想定で、警察が対応を確認する。麻生消防署や小田急バス(株)も協力し、救急車を出動させた救護訓練や、バス車両を使用した非常通報装置などの確認を行う。
麻生署管内で通り魔事件を想定した大がかりな訓練が行われるのは初めて。同署担当課では「多くの人が往来する新百合ヶ丘駅では迅速で的確な対応が必要とされる。今回の訓練で初動から一連の対応を確認することでこの種の事案への対応能力を強化する有意義な機会としたい」と話している。
訓練は一般の見学も可。南口デッキ上から訓練の様子を見下ろすことも出来る。訓練の内容は以下の通り。【1】110番通報に伴う緊急配備訓練【2】地域警察官の臨場による状況把握及び負傷者の救護・搬送【3】第三者への被害拡大の防止措置、避難誘導【4】被害者の逮捕、目撃者の確保【5】現場保存及び鑑識活動
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