大賞は李監督『悪人』に 毎日映画コンクール
第65回毎日映画コンクールの表彰式が今月8日、ミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)で行われ、李相日監督の『悪人』が、日本映画大賞に選ばれた。
李監督は日本映画学校の第11期卒業生。芥川賞作家・吉田修一の同名ベストセラーを妻夫木聡さん、深津絵里さんの主演で映画化した。
受賞インタビューで李監督は「まだ実感がわかないが、とても嬉しく思う。(この作品は)役者を随分追い込んで作り上げた。役者の力が果たした役割は大きいと思う。キャストやスタッフ皆でこの受賞を喜びあいたい」と役者やスタッフを労った。
卒業生2人の快挙に日本映画学校も祝福
同コンクールでは他に、『十三人の刺客』の三池崇史監督が監督賞を受賞した。三池監督も現在の日本映画学校の前身・横浜放送映画専門学院の第5期卒業生。卒業生2人の快挙に同校は「卒業生が活躍するのはとても嬉しいし、誇りに思う。4月には国内初の映画単科大学も開学するので、今後もたくさんの人材を育成していきたい」と話している。
毎日映画コンクールは1946年に創設された映画の祭典。日本で最も歴史を持つ映画コンクールのひとつとして知られている。表彰式の前年11月30日までに公開された作品の中から、日本映画大賞をはじめ、優秀賞、個人賞などが選ばれる。昨年から、「映像のまち」を提唱する川崎市で表彰式が行われている。
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