「高齢者の交通事故を防げ」 麻生警察署が戸別訪問でアドバイス
麻生警察署は今月15日、区内万福寺3・4丁目の高齢者がいる世帯などを対象に、交通事故防止のための戸別訪問を行った。
同署によると、昨年、管内で起きた交通事故の死亡者(3件)は全て65歳以上の高齢者。特に区内で発生する交通事故のうち、細い道や交差点の多い万福寺の住宅街などで事故が急増しているという。
同地域の人身事故件数は一昨年の9件に対し、昨年は16件と増加傾向。これを受け、同署では今年の早い時期から戸別訪問などを行い、事故件数を未然に防ぐための対策を講じている。
戸別訪問では同地域の約200世帯を対象に、麻生区役所や麻生区交通安全母の会、警察本部交通総務課など28人が2人1組で各世帯を訪ね、高齢者事故の特徴や事故事例を紹介しながら注意を呼びかけた。
同署交通課は「最近、高齢者が横断歩道のない道を横断したり、信号無視による事故も増えている。運転者になる場合も、歩行者には細心の注意を払いながら、速度を落として左右を確認してほしい」と話している。
今回の訪問では夜間に外出する高齢者が多いことも分かった。同署では、反射材の普及や暗い道での安全確認についても引き続き、注意喚起していく方針だ。
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