ペットとの共生考える 麻生市民館で市民自主学級
市民自主学級「麻生区でペットライフを楽しもう」(ASAOわんにゃんクラブ、川崎市教育委員会主催・全9回)が麻生市民館で開かれている。この講座ではペットとの共生をテーマに講演を行うほか、お散歩バッグやペットのトイレ後の処理に使うマナーボトル制作も行う。
第1回が開催された先月22日には、動物と人間がお互いに幸せになるためのしつけをテーマに、トレーニングが行われた。約10人の参加者は、ペットにおすわりやふせをさせる訓練を行った。
主催するASAOわんにゃんクラブの西島正美さんは、自身の飼い猫を病で亡くした経験をもつ。「自分が猫にしてあげられたことが他にもあったのではないか」と考え、自然療法や日本のペット事情について勉強を重ねる中で、人間社会に適応できずに殺処分される動物たちの現状を知ったという。
「ペットが苦手な人を含む、全ての人に受け入れてもらうためには、しつけや飼い主のマナー、ストレスケアが不可欠。誰もが簡単で楽しく実践できることが大事」と西島さん。毎年約30万匹のペットが殺処分されている現状を少しでも変えたいと同講座の企画にいたった。開催にあたり、西島さんは知人らに声がけを行い、5人の講師を集めた。
次回以降は外国と日本のペット事情や、ペットマッサージ、マナー啓発などについての講座が開かれる。最終回では区内の事例として、ペットクラブを有する麻生台団地や、区内のペット共生住宅の取り組みと課題について取り上げる。今後開催される講座は7月8日、10月14日、11月11日、12月9日、来年1月13日、2月10日、3月9日の午後2時〜午後4時(3月9日のみ午後6時〜午後8時)の7回。内容は回ごとに異なる。参加費は無料だが、手作りグッズの回の材料費(500〜1000円程度)は自己負担。会場は麻生市民館会議室。参加は氏名、住所、電話番号を明記の上FAXか電話、または麻生市民館に来館にて申込みを。
西島さんは「ペットを飼っている人以外にも、動物が好きな人、苦手な人、興味を持っている人にも参加してほしい」と呼びかけている。
■麻生市民館「ペットライフ」係
【電話】044(951)1300
【FAX】044(951)1650
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