川崎百合丘ロータリークラブの会長に就任した 中島 眞一さん 万福寺在住 58歳
笑顔の奉仕活動続けたい
○…地域の経営者などが奉仕活動を行うロータリークラブ。34代目の会長として来年6月までの任期を務める。目指すは「笑顔で魅力あるクラブ」。大きな震災に見舞われた今年、ロータリーから地域に元気を届けたいと決意した。「我々が今すぐにできることは笑顔で活動すること。明るく元気な雰囲気が多くの人に伝われば、元気の連鎖を地域から発信できるはず」と意欲を燃やす。
○…本業は新百合ヶ丘駅前の「ホテルモリノ新百合丘」代表取締役。社員やアルバイトなど100人以上を束ね、利用者に快適なひと時を提供している。今年の夏はホテルも節電がキーワード。7階メインフロアにゴーヤのカーテンを設けることで日差しを緩和したり、空調の温度設定や消灯に気を配る。受付スタッフもネクタイやジャケットを着用せず、節電協力に励んでいる。「業種に関わらず節電にはさまざまな経営者が協力している。こういう大変な時にでも我々は決して笑顔を忘れず、お客様の期待に応えていきたい」
○…多忙を極める中で、楽しみは孫と過ごす時間。今年2月に生まれた2人目の孫は目に入れても痛くない存在。「抱いた瞬間の赤ちゃん特有の匂いとふっくらした感じがたまらない」と笑みをこぼす。今年の夏はできるだけ時間をとって孫と過ごしたいと考えている。
○…奉仕活動で大事なことは「継続」と「親睦を深めること」。人と人をつなぐ活動を継続していくことは、地域コミュニティの形成に大きな役割を果たすと考える。中学生を対象にした「市民救命士講習」活動を続けるのもそのため。取り組みを通じ、普段接点がない若い世代との交流を深めることで災害時や緊急時に助け合える絆づくりを目指す。「若い人たちにも奉仕の心を伝えたい」。穏やかな表情とは別に、胸のうちに熱い思いを秘める。
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