相模川橋脚に見る歴史 柿生中でカルチャーセミナー
柿生中学校で今月24日(日)、第27回カルチャーセミナーが開催される。
毎回様々な講師を迎え、郷土の歴史についての講演を行う同セミナー。今回は、相模原市教育委員会の大村浩司氏を迎え、「発見された相模川橋脚からわかる歴史的事実」をテーマに話を聞く。
相模川橋脚は、大正12年の関東大震災時に、茅ヶ崎西部を流れる小出川脇の田んぼに突如として現れた太い木の柱。大地震の噴砂現象で7本の柱が地上に突き出た。これまでに源頼朝の義兄弟・稲毛三郎重成が亡き妻のために建立した橋の橋脚であることが分かっている。
水漬けの状態で保存されてきた橋脚の一部が劣化したことなどから、史跡保存を目的に過去3回にわたり本格的調査が実施された。
今回講師を務める大村氏は発掘調査を行ったひとり。調査で明らかになった鎌倉時代の橋梁建築の技術や当時の人々の生活について解説する。
また調査では、遺跡周辺から液状化現象の痕跡も発見されており、関東大震災の影響などについても興味深い話がきけそう。開始時間は午後2時から。参加希望者は直接会場(柿生中学校内柿生郷土史料館【電話】044・988・0004)へ。
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