トピックス 「貧困撲滅の仕組み作りを」 WEショップあさお
市民から寄せられた「まだ使えるけれどもう使わない」衣料品や雑貨の寄付を募り、販売しているNPO法人「WE21ジャパン」。リユースによる環境保護と、売り上げから必要経費を引いた収益をアジア各国に寄付を行い、貧困の根絶や女性の自立支援と生活向上に寄与してきた。
1998年に厚木から始まった活動は徐々に輪を広げ、現在県内に56店舗を構えるまでになった。収益は現金のまま寄付せず、自立した生活ができる仕組みづくりを行っている。
区内万福寺に店舗ができたのは02年。「開店当初は一日の売り上げが数千円なんてこともあった。今では多くの地域の方が支えてくれている」と話すのは同店のマネージャー、今野啓子さん。スタッフの大半はボランティアで構成されている。「職場というよりは、仲間たちとのつどいの場。のんびりと、お客さんとおしゃべりをしながら楽しんでいます」と同店のボランティアは話す。今年で80歳になるが、週に1回、同店に通っている。「皆さんがお金と品物を、私たちは労働力を提供する。皆さんの協力で運営し、これからも少しずつ役立っていきたい」
WEショップあさおでは店舗ごとに独自のキャンペーンも実施。WEショップあさおでは今月20日(月)から着物フェアを実施するという。
イベントやボランティアに関する問い合わせは同店(【電話】044・954・1348)まで。
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