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麻生区版 公開:2012年6月22日 エリアトップへ

廃油石けんを広める活動に取り組む「グループせっけんの家」の代表を務める 藤原 美子さん 栗平在住 53歳

公開:2012年6月22日

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「排水口の先」守れる未来に

 ○…家庭ででた使用済みてんぷら油から作る石けんを広めようと地域で講座などを開く。3年前、会が資金不足で活動休止に追い込まれる最中、代表に就任した。成果が見えない現状に意気消沈する雰囲気を何とか盛り上げようと試行錯誤の日々が続いた。主催者と参加者、双方が楽しみながら環境への意識を高められる方法としてイベント型講座に着目。料理教室などを通じ、参加者が実際に石けんを使用する機会を積極的に設けることで周知の裾野を広げた。

 ○…1959年、東京都生まれ。小学校1年から始めたピアノが進路を決めた。音大に進むと、卒業後は音楽講師に。結婚後は近所の子どもたちにピアノを教える日々が続いている。栗平で始めたピアノ教室も今年で20年目。当時から通う子どもたちが大人になる様を見ると感慨深い。「生徒さんたちの成長を見ていると、何事にもじっくりと時間をかけることが重要だと気付かされる。良さと喜びを感じてもらうことが大切」。水環境を守る活動にも通じるセオリーを見つけた気がしている。

 ○…環境問題を長いスパンで見たとき、未来を担う子どもたちに思いを伝えていくことの重要性を感じた。夏休み親子講座を開くのもそのため。現在市内にある約100の小学校で食器洗いなどに使用されている廃油石けんの存在を子どもたちに知ってもらいたいと奔走する。「廃油石けんが学校で使われていることを知らない子も多い。資源循環を身近なところから気付いていってほしい」

 ○…石けんの普及に留まらず、今年は「排水口の先」を見据えた活動をしていきたいと考える。地域を流れる麻生川の水質調査を企画し、多くの人に水環境を意識してもらおうとアイデアを巡らせる。「ゆくゆくは麻生区内だけでなく、”流域”を意識した活動にも参加したい。多くの人と手を取り合って水環境を守っていければ」
 

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