地元企業が食育指南 岡上小で大豆の種まき
区内岡上で納豆の製造・販売を手掛ける(株)カジノヤ(梶俊夫社長)が14日、市立岡上小学校の3年生を対象に大豆まきの特別授業を実施した。児童には同社提供の大豆が配布され、同社の梶社長や社員の指導のもと大豆の種まきが行われた。
この試みは「大豆栽培を通じて子どもたちに食べ物の大切さを学び、食への関心を高めてもらいたい」と、同社が5年前から実施している。
昨年、授業で植えた豆を鳩に掘り起こされ食べられた経験から、今年配布された豆は専用の染料で鳩の嫌う赤色に染められた。
参加した児童は「意外と難しかった」「芽が出るのが今から楽しみ」と豆が植えられた畑を前に、満足そうに話していた。
当日植えられた大豆は秋に収穫され、同社の協力のもと納豆などの大豆製品に加工される。児童もその工程に立ち会い、無地の納豆カップに絵をつける。年明けに同小で開催される「岡上ふれあいフェスティバル」で児童による展示などの「成果発表」が行われるという。
梶社長は「岡上は自然にも恵まれ、地域の方も協力的で食育には最適の地。子どもたちにはこの体験を通して多くのことを学んでほしい」と話した。
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