県立麻生高校チアリーディング部 全国大会へ出場決める 高得点の技で入賞目指す
県立麻生高等学校(宮代哲彦校長)のチアリーディング部が10日、「ジャパンカップ チアリーディング日本選手権大会」の出場を決めた。4年連続の全国への挑戦で、初の入賞を目指す。新たな歴史をつくろうと猛練習する同部に迫った。
同校チアリーディング部「ZIPS」は現在、1〜3年生まで25人が所属する。同部は4年前に世界選手権出場経験がある顧問やコーチから指導を受けたことをきっかけに実力をつけ、全国常連の強豪校になった。しかし最高位は10位。8位以上の入賞には手が届いていない。4回目の全国へのチャレンジとなる今年、同部は「入賞を」と部員一丸で練習に取り組んでいる。
「昨年の大会を通じてみえた課題は基礎力と集中力の不足だった」とチームキャプテンの3年生中山菜穂さん。大舞台のプレッシャーや、予選から決勝まで演技を重ねる中で体力や集中力がきれ、本来の自分たちの演技が失われていくのがわかったという。
選手たちはこの反省を心に刻み、試合後すぐに基礎体力づくりを強化。限られたウォーミングアップで最高の演技が求められる試合の流れを体にたたき込み、集中力アップにも努めている。
その上で同部は切り札を用意した。スピード、バランス、集中力が必要とされる大技「シャチ」=写真=で高得点を狙う。
昨年決勝で悔し涙を流した中山さんは「昨年の経験を踏まえ、2年生を引っ張りながらチームみんなで入賞できるよう頑張りたい」と話している。
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