大鍋パエリアで食育 西生田小で体験学習
混ぜる作業もスコップで豪快に
西生田中学校区地域教育会議が９日、西生田小学校で「食育に関する体験学習」を行った。
同会議では地域の子どもたちに向け、様々な食べ物の調理を体験する機会を設けている。これまで和菓子や肉まん、手打ちうどんなどを調理してきたが、今年は３００人分のパエリアを作った。
調理にあたっては、西生田製作所（細山１丁目）や（株）ＢＳＰ（細山２丁目）などの地元企業が大人数分のパエリアを調理できる鉄鍋を製作。地域をあげての一大イベントとなった。20kgの米を魚介などからとったスープで炊き上げ、本格的な味に仕上げた。
調理の監修を行った家庭料理研究家の多賀正子さんは「これだけ大きな鍋で米に均等に火を入れるのは大変なことだが、今回は計量がとても正確だったので成功した。子どもたちにとって、料理が楽しい記憶となることは食育上とてもいいことだと思う」と話した。
同教育会議の遠藤誠司副議長は「準備の段階から試行錯誤が続いたが、子どもたちが喜んでくれてとても嬉しい。こうした取り組みはこれからも続けたい」と話していた。
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