新百合丘オーパ2階入口に化学薬品が置かれたという想定で15日、テロ対策合同訓練が行われた。横浜市で6月に開催されるアフリカ開発会議に向け、テロ対策を強化する目的。麻生警察署員、麻生消防署員のほか、川崎市職員、小田急バス(株)社員ら総勢57人が参加した。
訓練は、ペットボトルに入った化学薬品が置かれ、オーパ入口には1人が倒れ込み、1人が座りこんでいる状況を想定して行われた。現場近くのコーヒーショップから通報が入り、警察、消防署員が駆け付けた。「近づかないでください」という警察署員の掛け声とともに現場には緊張感が走った。付近には交通規制がひかれ、発生現場には防護服を着た消防署員・警察署員が救出活動を実施。負傷者は屋外へ運び出された。
救出された負傷者はペディストリアンデッキに設置された除染シャワーを浴び、エアーテントで応急救護後、重症者は消防が救急搬送、周囲で体調不良を訴える軽症者は小田急バスが搬送を行った。
訓練は無事終了。緊迫感あふれる訓練の一部始終に多くの通行人が足を止め、見入っていた。
麻生警察署の小林久署長「訓練は繰り返し行うことで身につくものなので、毎年やっていこうと思う。いろいろな方に見ていただけたことにも意味がある」と話した。
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