「気軽さ」が壁とりはらう 神奈川スポレック同好会
毎週水曜日、川崎授産学園の体育館では、中高年を中心にあるスポーツが密かなブームを巻き起こしている。
そのスポーツの名は「スポレック」。プラスチック製のラケットとスポンジボールで打ち合いを楽しむ。いくつになっても仲間と笑って汗を流す環境をつくろうと神奈川スポレック同好会を立ち上げた鴇沢一男代表は、「柔らかいボールを使用し、ネットも低めなのでケガをするリスクが低い。高齢であっても、来たその日から気軽に参加できるところがいい」とスポレックの魅力を解説する。
バドミントンのコートを使ったゲームは、7点を先取したほうが勝ちとなる。2〜3回打ち返していると汗が吹き出してくるほど運動量は多いが、ほかのスポーツに比べてテクニックがいらないのも人気の理由のひとつだという。
鴇沢さんには夢がある。「たまたま体育館を探していたところ、授産学園が貸してくれた。この縁を大切にいかしていきたい。例えば高齢者や施設の利用者が気軽に参加し交流する場所がつくれたら」。誰もが気軽に参加できるスポーツだからこそ、年齢やおかれている環境、様々な壁を乗り越えて交流が図れるのではないかと考えている。同会では授産学園が行う様々なイベントなどに積極的に参加し、利用者らと触れ合う機会を設けている。
「健康づくり」と「絆づくり」-。その両方をかなえるスポーツとして「スポレック」に注目が集まる。
詳細は神奈川スポレック同好会(【携帯電話】080・4877・2964)へ。
|
|
|
|
|
|