川崎授産学園 音楽で社会参加促進 利用者らがコーラス結成
川崎授産学園では、利用者や一般市民らがコーラス隊を結成し、「歌」を通じて社会参加や地域おこしを目指す取り組みが始まっている。7月には、障害者と健常者が共につくり上げる舞台を行う。
障害者支援施設「川崎授産学園」ではこれまで、地域との交流などを目的に、一般社団法人ソーシャル・アーティスト・ネットワークとの共催で音楽交流サロン”奏(かなで)”を実施してきた。
コーラスの結成はこうした活動が1年を経過したのを機に、新たな取り組みとして企画された。同施設の森泉さんは「”奏(かなで)”を通じて築いた絆を、何らかのかたちで発信していくことで、この活動を発展させていければと考えた。障害のあるなしに関わらず、表現者として様々な個性を発信し、社会参加や自己実現ができるきっかけを創出したい」と話している。
コーラス結成に先立ち、同学園では「よりそい地域おこし講座」と名づけた講座を6月13日から3回にわけ実施。活動の主旨説明やコーラス練習、技術指導などを行い、7月25日には本番として実際の舞台に立つことを目指すという。
同学園では現在、このコーラスへの参加者を募集している。定員は30人。参加は無料。事前申し込みをすれば無料託児サービスも受けられる。参加者は以下の講座への参加が必要となる。▽第1回=6月13日▽第2回=6月27日▽第3回=7月11日(時間はいずれも午前10時から正午まで)と、▽本番とリハーサル=7月25日午前10時から午後3時。
希望者は同学園まで電話(【電話】044・954・5011)またはファックス(【FAX】044・954・6463)、メール(info@seiwa-gaku
en.jp)で申し込みを。来所でも受け付ける。締め切りは6月7日。
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