麻生総合高校 命の尊さを学ぶ パラ五輪金 成田さんが授業
麻生総合高校(佐野朗子校長)で17日、「いのちの尊重に関する教育」についての公開講演会が行われ、パラリンピック金メダリストで市内出身の成田真由美さんが講演を行った。
テーマは「いのちの尊さって何だろう」。中学生の時に、横断性脊髄炎を発症し車椅子を使用している成田さんは、タクシーに乗車した際にドライバーからかけられた心無い言葉やスイミングスクールで車椅子生活を理由に入会を断られたエピソードなどを紹介。水泳の話では、日々のトレーニングの積み重ねが大事であることを自身の経験から話した。
生徒には「命は一つ。人は支えられ生きている。だからこそ優しい人になってほしい」と訴えた。
また、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会理事に就任した成田さんは「パラリンピックに興味を持ってほしい。おもてなしの心で、バリアフリーを進めるとともに、ボランティアの協力も広めていきたい」と抱負を述べた。
生徒会長の戸張凜太郎くんは「成田さんの前向きな姿を感じることができた。普段、電車やエレベータなどで車椅子の方に譲ることを心掛けていましたが、講演を聞いてさらにボランティア意識をもたないといけないと思いました」と振り返った。
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3月29日
3月22日