3月19日付で麻生警察署第19代署長に就任した 川田 安男さん 千代ヶ丘在住 55歳
一歩前へ、さらに前へ
○…第一機動隊隊長から今回の異動で麻生警察署第19代署長となった。全署員への最初の訓示では「警察行政は地域住民から託されたもの。だからこそ奉仕し責任を負い、地域の皆さまのために何ができるか考えてほしい」と話した。警察署には様々な相談が寄せられることから、署員には「一歩前に出る姿勢」を求める。就任後すぐに署員がしっかり対応している姿を見て手ごたえを感じている。
○…横浜市出身。幼少期を「正義感が強かった」と振り返り、学級委員を務めるなど「人の役に立ちたい」思いは強かった。中学、高校の部活では剣道に打ち込み「礼に始まり礼に終わる」礼儀や思いやりを学んだ。「正義の道を貫きたい」と20歳の時に警察の道へ。剣道で培った「物怖じしない心、立ち向かう姿勢」を持ち勤務にあたり、狭い店内で暴れている犯人に対して先頭に立って扉をあけ犯人を取りおさせたこともあった。胸のうちにあるのは「常に一歩前に、さらに一歩前に出る意識」だ。
○…勤務の中で法律に関わることが多く「法律の基礎を学びたい」と警察官として働きながら大学に通った努力家。36年目に入った警察官人生の中では主に許可行政に携わってきた。警察庁に出向した際には風俗営業行政を担当。「許可行政を通じて街の治安を守ることの大切さを改めて感じた」。麻生区は犯罪認知件数が少ないと認識している。「この状態をさらによくするために地域住民と一緒になって街の治安を守っていきたい」
○…署長就任と同時に千代ヶ丘の公舎に引越し区民となった。家族と離れ単身生活となるが「公舎に住むことで署長として『やらなければ』という思いが強くなった。寂しさを感じる暇はないですね」と気を引き締める。積極的に区民と話しをしたいと署長室にこもるのではなく街に足を運ぶつもりだ。「一歩前に出る姿勢」を前面に出し、安心、安全な街づくりに邁進する。
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