第5期麻生区区民会議の委員長に選出された 金光 秀尚さん 金程在住 75歳
新たな挑戦で日々成長
○…行政と区民が協働で、地域の課題解決に向けた取り組みを審議し、区に提言する「第5期麻生区区民会議」の委員長を務める。「防災、環境などさまざまな分野の専門の方が集まっているので、みなさまの意見をうまく引出し、集約していきたい」と話す。区民会議の委員は第3期から務め、企画部会で若者が住みたくなる魅力あるまちづくりや「あさお子育てフェスタ」などに携わってきた。「あまり偏りなく、広く求められるテーマを選び、区にいい提言をしたい」
○…麻生区に越してきたのは約40年前。小学2年生だった息子と家の前でよくキャッチボールをしていたら、近所の人に頼まれ、少年野球チームを立ち上げることに。そこで7年間監督を務め、親子野球を行うなど、地域に広がりを見せた。町内会との接点ができ、定年後の2004年には金程町会長、そして区町会連合会理事も務めた。その後、麻生まちづくり市民の会会長も務め、「地域活動はメンバーにも恵まれ、やりがいがあり、自分を成長させてくれていると感じた」
○…大学卒業後、商社を経て、製薬会社に勤めた。管理職や経営改善活動の委員長などを歴任。野球部でも活躍を見せた。その後も精力的に、知人の勧めで病院経営や調剤薬局経営のための専門誌の出版社を立ち上げた。「今までやったことのないことの連続だったが、人生が豊かになった」と振り返る。
○…定年後は、全国各地の名跡などを里山歩きする団体に属したり、書道も始めたりと、新たな趣味ももった。「年をとってからの新たな挑戦でも、自分を進歩させていると思う」と微笑む。今後も社会に積極的に出ていき、人とのつながりを大切にしていきたいという考えだ。「区民会議の活動を区民のみなさまに浸透させ、みなさまから支援いただけるようになれば嬉しい」。区民会議の委員長という、また新たな挑戦が始まる。
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