神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2015年2月13日 エリアトップへ

このほど川崎市男女共同参画センターの館長に就任した 迎(むかえ) スミ子さん 多摩区在住

公開:2015年2月13日

  • LINE
  • hatena

「誰からも頼られる施設へ」

 ○…男女が平等で快適に暮らす社会の実現を目指す川崎市男女共同参画センター(すくらむ21)の館長に、1月5日付で就任した。2月15日開催の「第10回すくらむ21まつり」を前に「親子で楽しめるイベントがたくさんある。できるだけ多くの人に来場してもらいたい」と熱意を見せる。

 ○…すくらむ21とは十数年前から特別な縁がある。1994年、起草委員として「かわさき男女平等推進プラン」作成に参加。1999年、すくらむ21が同プランなど、市の行動計画の推進拠点として開設された。プラン作成から約20年を経て「昔に比べ、女性の社会進出への理解者が増えてきたと感じます。社会全体で、働く女性を応援しようという体制ができてきたと思う」と感慨深げだ。

 ○…長崎県出身。小学生のころ、戦時下を生きた女性教師と教え子たちの苦難を描いた映画「二十四の瞳」と出合い、女性が毅然と仕事をする姿に感銘を受けた。「涙がポロポロ出た。将来先生になろうと心に決めた」。川崎市に移ると、小学校教諭として多摩区の東菅小、高津区の新作小などで教育活動に奮闘。幸区の日吉小では校長も務めた。長年続けてこられたのは「子どもが好きだから」。時折見せる柔和な笑顔が、多くの子どもの心を引き付けてきたのだろう。

 ○…趣味は読書。特に葉室麟らの歴史小説は「読み出したら止まらなくなる」ほど愛好している。また「『読み』が深くなるから」と、愛読する作家の故郷を訪ねるのも好き。宮沢賢治、新美南吉らの出生地を訪れた思い出を「作者との距離が近くなったみたい」と声を弾ませて語る。日課は朝の散歩。近隣の寺院などを歩き、四季折々の花を楽しんでいる。館長としての目標を尋ねると「すくらむ21を多くの人に知ってもらい、女性も男性も支援する拠点として、様々な人からの相談を受けられるようにしたい」。優しげな瞳の奥に、力強い意志が垣間見えた。

麻生区版の人物風土記最新6

吉原 智子さん

市立柿生小学校でPTA広報委員長を務める

吉原 智子さん

上麻生在住 36歳

3月29日

小ノ澤 幸穂さん

梨の木団地で初めて開催されたリサイタルでピアニストを務めた

小ノ澤 幸穂さん

王禅寺東在住 46歳

3月22日

白川 北斗さん

先月開催された「早野で冬の自然を楽しむ会」の代表を務めている

白川 北斗さん

王禅寺東在住 52歳

3月15日

太田 隼矢さん

美男コンテスト「ミスター・ジャパン2023」でグランプリを受賞した

太田 隼矢さん

宮前区出身 26歳

3月8日

太田 行英(やすひで)さん

結成20周年を迎える「しまりすアートクラブ」で講師を務める

太田 行英(やすひで)さん

多摩美在住 87歳

3月1日

名川 創さん

「寺子屋南ゆり」の実行委員長を務める

名川 創さん

王禅寺西在住 67歳

2月23日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook