3月11日付で麻生警察署第20代署長に就任した 三鬼 洋二さん 千代ヶ丘在住 51歳
誠実に、プライドを持って
○…「犯罪件数が少なく、治安が良好だと感じている。お住まいになられている方の規範意識が高い」と麻生区の印象について語る。第20代署長として全署員への第一声では「警察官は人や社会に尽くす職業。プライドを持って職務にあたろう」と訓示した。署員が真剣に話を聞いている姿を見て「嬉しくもあり頼もしさを感じた」。これから署員とともに職務にあたる手ごたえを感じている。
○…警察官を志したのは高校3年生のとき。愛知県で発生した誘拐殺人事件をニュース報道で見て関心を持った。「このような事件が起こるのかと。すごいショッキングだった」。逮捕された犯人を両脇で抱え連行する刑事の表情を、画面を通して見て「とにかく真直ぐで必死な形相だった。今でも頭から離れない」と振り返る。画面から伝わった一生懸命さに憧れ「必死になれる職業に就きたい」と思い、警察官となった。
○…警察官になりたてのころ、男女交際のもつれから女性が暴力を振るわれる事件を担当したが、思うような解決に導くことができなかった。「全力で職務にあたったんですが。今でも心に残っている」。33年の警察官人生で忘れられない事件の一つ。この経験は刑事指導官室長として指導にあたった際にも活かしてきた。これから刑事になる人に対して教えてきたことは「事件に大きいも小さいもない。被害者に対して全てに誠実に接すること」。警察官としてプライドを持って職務にあたる大切さを持ち続けている。
○…釣り、ウォーキングが趣味。公舎に引っ越す前に住んでいた横須賀では観音崎を散歩しリフレッシュしていた。「これからは麻生区を回り、魅力を感じていきたい」。地図に載っている地名には足を運んでいくつもりだ。区民の安全・安心を守るため「署員には、最後は署長がいるからと安心して職務にあたってほしい」。新警察署長として先頭に立つ。
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