川崎市信用金庫はこのほど、市内の中小企業の景況感を総合的に示す今期(15年1月〜3月期)の業況DIについて、前期比2・7ポイント増の0・4と発表した。14年1月〜3月期以来、4期ぶりにプラスに転じた。
調査は3月上旬に実施され、対象企業689社のうち519社から回答があった(回答率75・3%)。
業種別にみると、不動産業は前期比24・4ポイント増で9・4、小売業は同11・9ポイント増のマイナス29・1、建設業が同9・8ポイント増の29・1で改善を示した。一方、運輸業は同14・4ポイント減のマイナス5・3、サービス業は同5・5ポイント減のマイナス12・6、卸売業は同3・8ポイント減のマイナス20・0、製造業は2・4ポイント減の15・8で後退を示した。
次期(15年4〜6月期)の売上額DIの見通しは、今期比5・2ポイント減のマイナス4・6、収益DIの見通しは今期比4・4ポイント減のマイナス9・1と、いずれも後退を予想した。
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