区民が企画から運営まで携わり、音楽グループや小中高生などが多ジャンルの音楽を毎年披露してきた「麻生音楽祭」―。区民による音楽祭が今年で30年を迎える。
麻生音楽祭は「音楽の街あさお」のキャッチフレーズのもと、例年6月から7月にかけて開催されてきた。区民手づくりの音楽祭が始まったきっかけは、麻生区が発足してから2年が経過した1984年のこと。年末に音楽イベントをしようと立ち上がった地域の音楽家や音楽に造詣の深い市民が中心となり、新百合ヶ丘駅前広場(現在のバスターミナル)で音楽フェスタが開かれ、大盛況をおさめた。
翌年、麻生市民館が開館したことを受け、「今度はホールで」と、2日間をかけて、第1回麻生音楽祭が行われた。第2回から「音楽の街あさお」のキャッチフレーズが使われ、川崎市教育委員会共催に。第5回からは昭和音楽芸術学院(現在は昭和音楽大学に吸収)もミュージカルで参加し、さらにコーラスやアンサンブルの出演団体が増えたことによって開催日数を増やし、主催に区が加わり、区政推進事業となった。
2005年には第20回を記念し、区のイメージソング「かがやいて麻生」を制作。2009年からは「あさお芸術のまちコンサート」や川崎市アートセンターなどが協賛イベントで参加し、祭典の内容も広がりを見せている。
今年は6月7日から
今年は6月7日(日)に新百合ヶ丘エルミロード1階吹き抜け広場で行われるオープンニングイベント(午後1時からと午後3時から)で幕開け。以降は市民館を会場に、6月13日(土)には第30回記念式典や「スクールコンサート」(午前10時開演)、6月14日(日)に「アンサンブルのつどい」(午後0時30分開演)、7月1日(水)に区内中学生による「かなでようあさおの響き」、7月5日(日)には、家族で楽しむオペラガラコンサートの「ファミリーコンサート」(午後3時開演)、7月12日(日)に「コーラスのつどい」(午後1時開演)が行われる。各公演入場無料。「ファミリーコンサート」のみ要事前申込み。そのほかアートセンターの「映画音楽特集」など協賛イベントもあり(有料)。(問)同音楽祭実行委員会事務局【電話】044・965・5370
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