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麻生区版 公開:2015年6月12日 エリアトップへ

7月に観賞会などを行う「麻生ヤマユリ植栽普及会」の会長を務める 高橋 雄介さん 片平在住 70歳

公開:2015年6月12日

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「麻生の財産、もっとPRを」

 ○…麻生区の花であるヤマユリの植栽普及会の会長に、今年4月に就任した。「区のシンボルとしてだけでなく、観光や産業に生かせないだろうか」と熱く語る。最盛期の7月には自生地を巡る観賞会という初の試みを行うなど、普及をさらに加速させる。「かつてヤマユリは麻生区周辺に多かったが、今では希少価値の高いものになった。区の財産として、もっとPR活動を展開していきたい」

 〇…前身となる「まちづくり市民の会」から独立して創設された同会。設立当初から副会長として、約8年間同会の活動を支えてきた。種を植えてから花が咲くまで約5年の歳月を要する中、区内の万福寺地区、弘法松公園、王禅寺地区などで植栽を行ってきた。神奈川県の中高年ホームファーマー事業に参加したり、「食の安全を考える会」で有機農法を学んだりと、元来植物の栽培への関心は高い。「ヤマユリを育てていた区内のガン患者から、医者に5年生きていれば大丈夫と言われていたが、花が咲くまでの5年間ともに生きることができ、喜びの電話があったこともある」と嬉しそうに語る。

 ○…東京都出身。都内の大学を卒業後、学研へ就職。学習誌から女性誌までさまざまな出版物の編集などに約40年間携わり、今では小学生モデルの登竜門といわれるローティーン向け雑誌「ピチレモン」の、創刊当初の編集長も務めた。「新しいことや冒険的なことを好きにやらせてもらった」と振り返る。新たなことへの挑戦はお手のものだ。

 ○…「今年からは、外から購入してきたものではなく、種から育てた球根で成長させた、麻生の純粋なヤマユリを里山へ帰し、自生させるところまでもっていきたい」と意気込みを語る。今後は、ある程度知識のある人に庭先で育ててもらう「ヤマユリの里親制度」の実施も計画中だ。ヤマユリをいかに地元の活性化につなげるか、考えを巡らせていく。

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