市政報告 地域で生涯いきいき暮らせる仕組みづくりを! 川崎市議会議員 花輪 孝一
現在、川崎市では「介護予防いきいき大作戦」と銘打ち、運動や食生活改善などの健康づくりだけでなく、趣味の活動やボランティア活動なども「介護予防」と位置づけ、積極的な外出支援、地域活動への参加支援、高齢者の就労支援などの取組みを行っています。
麻生区でも地域のボランティアの方々を中心に、身近な公園を利用した健康体操やウオーキングなどの運動や、認知症、うつ病、口腔ケアなどの講座を行うなど介護予防の対策を積極的に推進しようとしています。
しかしながら、長寿社会の中で、ただ単に寿命を延ばすだけでなく、健康でいきいき暮らせる社会を構築していくためには、必要な財源を確保した上で、医療、介護、予防、住まい、生活支援などを切れ目なくできる体制づくりが必要です。
介護度が重症化する前に、まず、より効率的で効果的な介護予防事業の展開が求められます。
茨城県では県の施設を拠点として、2007年から地域で元気な高齢者を「シルバーリハビリ体操指導士」として養成し、ボランティアで「いきいきヘルス体操」などの指導を行うとともに、地域住民による支援体制を構築し、介護予防・リハビリの知識や体操の普及を図り、効果をあげているとのことです。
高齢化が急速に進む一方、社会保障費の見直しや、介護の担い手不足も懸念されます。本市でも既存の医療や福祉のストックをフルに活用し、地域の人材を活かし、来るべき超高齢社会に備えるべく議論してまいります。
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