日本映画大学4年の三澤拓哉さんが初めて監督・脚本をつとめた作品「3泊4日、5時の鐘」の先行試写会が17日、同大新百合ヶ丘校舎で学生や教職員、撮影スタッフらに向け、行われた。
同作品は、三澤さんの地元・茅ヶ崎を舞台に7人の男女の恋模様をアイロニーたっぷりに描いた青春群像劇。名作「東京物語」などで知られる巨匠・小津安二郎さんの定宿していた湘南の旅館「茅ヶ崎館」がメーンの撮影場所として使用された。
「第25回シンガポール国際映画祭」や「第14回マラケシュ国際映画祭」など8つの国際映画祭に出品され、「第5回北京国際映画祭 注目未来部門」で脚本賞、「第3回シロス国際映画祭(ギリシャ)デビューコンペティション部門」では作品賞を受賞し、注目を集めている。
三澤さんは「学内で先行試写会を行ってみて、いつも一緒にいる友人たちからダイレクトな感想が聞くことができてよかった」と話した。
同作は9月19日(土)から新宿ケーズシネマ他で一般公開される。三澤さんは「作品の中に、茅ヶ崎の土地の空気のようなものを出せていると思うので、いろいろな場所に住む方々に観ていただきたい。また、『茅ヶ崎館』を撮影場所として使用したことによる、古きよき息づかいも少し感じていただけたら幸いです」と語った。
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