柿生郷土史料館タイアップ企画 柿生文化を読む 第66回麻生の寺院 常念寺・阿弥陀堂(金井)中編
【前号から続く】また、この寺の名は「常念寺」ですが、新編武蔵風土記稿には「浄念寺」と記され、文化五年(1808)奉納された境内の手水盤には、「上念寺」と刻まれており、金井の阿弥陀堂には親鸞が僧浄念を伴った故事から「浄念寺」であったと思われ、山号の「稲荷山」は創建以前に、本堂左手と現墓地の小高い丘に二社の稲荷社が在ったことから名付けられたとされています。
この寺の本堂は明和年間(1764〜71)に再建されたと言われるもので、江戸時代の浄土真宗寺院の建築様式を残す貴重なものと言われ、それは内陣須弥壇上に阿弥陀木物立像を祀り、後方奥には脇壇があり、右に親鸞上人画像、左には蓮師御影(蓮如)を祀るもので、間取りは内陣、余間、外陣の3室からなり、内陣と外陣の間には中陣という矢来(棚の仕切り)が置かれ、市内では、加瀬の長弘寺、二子の光明寺、登戸の長念寺、麻生の常念寺にのみのこるものだそうです(市社寺調査報告)。【次号へ続く】
参考文献:「新編武蔵風土記稿」「栗木 明日へ語り継ぐ」「麻生の神社と寺院」「歩け歩こう麻生の里」「町田市史」 文:小島一也(遺稿)
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