区内東百合丘の田園調布学園大学(櫻本光学長)で2月6日と7日の2日間、子どもたちが仮想の「まち」をつくり、様々な職業体験や社会のしくみを学ぶイベント「ミニたまゆり」が開催された。
同大学が学生と地域ボランティアと共に、地域の子どもたちに向けて開催している同イベントは今年で11回目。今回は2日間で親子約2500人が参加した。
今年も約30の近隣企業や団体が参加し、それぞれの本職を子どもたちに伝えていった。5歳から15歳までの子どもたちは調理や新聞づくり、テレビ番組制作、アトラクション運営などを行い、地域通貨「ユリー」を報酬として受け取り、通貨を使っての買い物などを楽しみながら社会の仕組みを学んでいった。
ミニたまゆり実行委員会委員長の番匠一雅さん(同大学子ども未来学部子ども未来学科准教授)は「イベント開始から10年が経ち、地域から愛され期待もされていることが実感できるようになってきた。発祥は大学だが、ここ数年で地域ぐるみの催しに成長したと思う」と語る。同大ではミニたまゆりのモデルを活用し、ベトナムの大学で日本文化を伝える取り組みも行っており、番匠さんは「このイベントが川崎発の特色ある活動として成長させていきたい」と話していた。
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