川崎市は8日、一般会計が過去最大の6390億円となる2016年度予算案を発表した。麻生区予算案は8億5216万7千円で15年度と比較すると約910万円増で、高齢化対策への取り組みなどに重点が置かれた。
前年度対比で1・1%増となった麻生区の16年度予算案。地域課題に対応するための主な事業として「芸術・文化のまちづくりの推進」「農と環境を活かしたまちづくりの推進」「高齢化への対応とすこやか・支え合いのまちづくりの推進」「安全・安心まちづくりの推進」「総合的な子ども・子育て支援の推進」「コミュニティづくりの推進」「スポーツのまち麻生の推進」などが挙がっている。
健康への意識づけ等に焦点
15年度から継続する取り組みとは別に、16年度は「高齢化への対応とすこやか・支え合いのまちづくりの推進」が新たに課題対応事業として盛り込まれた。区の関係者は「すべてが重要な取り組みだが、高齢化対策は今後の重点政策。区でも大きな取り組みとして推し進めていくという認識。芸術・文化や環境、スポーツなどで事業費が微減しているがサービスの低下といった内容にはなっていない」と話す。
区では16年度、高齢者の閉じこもり予防に向け、公園を拠点とした健康体操などの普及や、地域グループへの支援や地域包括ケアシステムの啓発、がん検診に関する健康教育などに取り組んでいく。川崎市の予算案は15日に開会した市議会定例会で審議される。
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