区内で横行する振り込め詐欺被害を食い止めようと、麻生区振り込め詐欺等対策協議会が小中学生に呼びかけていた啓発ポスターの優秀作品がこのほど決まり、3月14日に麻生警察署(三鬼洋二署長)で表彰状贈呈式が行われた。
同協議会による初のポスター募集で集まったのは23作品。その中から小学生の部は市立柿生小6年の原田華帆さんが金賞に、同小5年1組有志が銀賞を獲得。また中学生の部は市立長沢中1年の犬飼由莉香さんが金賞を獲得した。
昨年、麻生区では38人の高齢者が被害に遭い、約1億3500万円が巧妙に騙されている。同協議会の会長を務める三鬼署長は式典の席で小中学生に向け「高齢者の方々には騙されないよう呼びかけていますが、警察より孫である皆さんの注意喚起の方が受け入れてもらえます。1人でも多くの人にポスターを見てもらって気を付けてもらいたいですね」と呼びかけた。
感謝状と記念品を受け取った小学校の部金賞の原田さんは「振り込め詐欺は怖いイメージで、題材選びがちょっと大変だったけど、犯人をオオカミにしてポスターを作りました」と話した。中学校の部金賞の犬飼さんは「(振り込め詐欺は)電話でなりすます悪い犯罪。ポスターは高齢の方でも見て分かりやすいものを、という考えで作りました」と話していた。
表彰作品は今後、商業施設や公共施設に掲示される予定だという。
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