市内を拠点にするアメフットXリーグ「富士通フロンティアーズ」のRBとして活躍する ジーノ・ゴードンさん 中原区在住 27歳
努力と勤勉の名プレーヤー
○…3年前から「富士通フロンティアーズ」でプレーを続け、「Xリーグ」を代表するRB(ランニングバック)プレーヤーとして知られる。RBは地上戦の主役ともいわれるポジション。スピードや相手のタックルに負けないタフさが要求される。身長178センチ、体重85キロと体格は恵まれてはいないが、人一倍のトレーニングと研究でカバーし続けている。2014年にはリーグ戦で活躍した優秀選手が表彰される「オールX」に選出され、昨年1月3日のライスボウルではMVPを獲得。年間最優秀選手にも選ばれた。
○…高校では1年時からスターター(1番手)に名を連ね、サンディエゴチャンピオンに貢献。カルフォルニア州のベストメンバーにも選ばれた。ハーバード大学では2年生から毎年アイビーリーグのトップイレブンに選ばれ、4年生ではMVPにも輝いた。卒業後、NFL入りは叶わず一度は現役を退いた。中学校教師に就いたがXリーグで活躍する大学の先輩フランク・フェルナンデス選手(オービック)からの誘いを受けカムバックした。
○…長崎県佐世保市で生まれ、4歳まで過ごした。母親は日本人だが「来日するまで日本語はほとんど話すこともできず、理解もできなかった」。勉強熱心でまじめな性格。分からない言葉はすぐに調べ、日本語アプリを駆使しながら学習している。今ではチーム関係者も驚くほどの日本語力。川崎の街については「ハートフル」と好印象。 街中を歩いていると子どもたちが気さくに声をかけてくれることもあるという。武蔵中原や川崎にはお気に入りのレストランがあるという。
○…昨シーズン、チームは優勝を逃した上、大事なゲームで負傷し悔しい思いをした。ケガは回復の途上にあるが雪辱を期す。チーム内には優秀な選手がたくさんいるといい「まずはチーム内競争に打ち勝ちたい」と意気込む。目標はずばり、優勝だ。
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