神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2016年4月22日 エリアトップへ

4月1日付で麻生消防署長に就任した 山本 勉さん 海老名市在住 58歳

公開:2016年4月22日

  • LINE
  • hatena

誠実な姿勢を後輩たちへ

 ○…前職の川崎消防署長の頃に管轄していた街並みとはまた違った、緑豊かな住宅地が広がる麻生区の風景を目にし、「山坂が多いので、地域の特性をしっかりと把握し、火災防御に注力していきたい」と早速、意気込む。消防士生活35年、モットーとする誠実の「誠」の字を、麻生署員を前に掲げ「やるべきことをしっかりと、誠実に行ってください」と力強く述べた。

 ○…幸区出身。幼い頃は体があまり強くなく、学校のテストを休んでしまうほどだったが、成長期に伴い、体が強くなっていったという。明治学院大学で学んだ建学の精神に共感し、「人のために役に立ちたい」と、消防士の道を志した。中原消防署、宮前消防署などを経て、6年間航空隊も経験した。「豪雨の中ヘリコプターで降り立ち、多摩川で溺れる子どもを抱きかかえ救助したことは、市内では初となるヘリコプターでの救助だったこともあり、よく覚えている」と語る。また、市消防局では総務部企画担当課長なども歴任し、同局の計画・予算立てにも携わってきた。現場と行政、両面の経験を署長として署員たちへ伝えていく。

 ○…娘と息子を育てあげ、現在は妻と2人暮らし。2歳と1歳の女の子2人の孫には目がない。「しょっちゅう遊びに来てくれるから、うれしいね」と顔をほころばせる。やさしい表情の中に垣間見せる熱い思い。「救助する側が先に倒れるわけにはいかない」と、休日にもハードなランニングを続け、訓練や自分を磨くことの大切さを説く。

 ○…今月14日から発生した「平成28年熊本地震」も決して対岸の火事ではない。「首都直下型地震やゲリラ豪雨など、ここでもいつ自然災害が起こるかわからない。消防団や地域とタッグを組み、災害に強いまちづくりを行っていきたい」と話す。仕事に対する思いや、積み重ねてきた豊富な経験を後輩たちへ語り継ぎながら、市民を守るために奮闘していく。

麻生区版の人物風土記最新6

吉原 智子さん

市立柿生小学校でPTA広報委員長を務める

吉原 智子さん

上麻生在住 36歳

3月29日

小ノ澤 幸穂さん

梨の木団地で初めて開催されたリサイタルでピアニストを務めた

小ノ澤 幸穂さん

王禅寺東在住 46歳

3月22日

白川 北斗さん

先月開催された「早野で冬の自然を楽しむ会」の代表を務めている

白川 北斗さん

王禅寺東在住 52歳

3月15日

太田 隼矢さん

美男コンテスト「ミスター・ジャパン2023」でグランプリを受賞した

太田 隼矢さん

宮前区出身 26歳

3月8日

太田 行英(やすひで)さん

結成20周年を迎える「しまりすアートクラブ」で講師を務める

太田 行英(やすひで)さん

多摩美在住 87歳

3月1日

名川 創さん

「寺子屋南ゆり」の実行委員長を務める

名川 創さん

王禅寺西在住 67歳

2月23日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook