誰もが気軽に音楽を楽しめるようにと、市民が手作りで開催している「あさお芸術のまちコンサート」―。同コンサート推進委員会は来年1月に行われる新春公演に向け、少年少女合唱団を創設するため、現在、小学2年から中学3年の子どもを対象に団員を募集している。
地元の音楽家や愛好家らで成る「あさお芸術のまちコンサート推進委員会」はこれまで、良質のホールで音楽を楽しむ「ユリホールコンサート」、世代や障害の有無を超えて楽しむ「ユニヴァーサルコンサート」、映像と音楽のコラボレーションを川崎市アートセンターで楽しめる「シネマ・サロンコンサート」などを区内で行ってきた。今年1月に開催した15周年公演では、初めて編成した児童合唱団などによる音楽物語「窓ぎわのトットちゃん」を披露。区内13校から参加した37人の子どもたちからは「管弦楽の伴奏は楽しかった」「他の学校の友達ができた」などの声が聞かれ、好評だったという。また、同推進委員会の丸山博子代表は「開催して終わりではなく、継続してやっていくべきだと思った。学校や学区、学年を超えて歌が好きな子が集まり、音楽によって、子どもたちの心を開放的に、豊かにしていきたいと思い、『あさお芸術のまち少年少女合唱団』をつくることにした」と語る。
プロの演奏家らも参加
集まった団員たちは、来年1月7日に麻生市民館で行われる新春コンサート「忘れない〜明日に向かってSince 3・11」に向け、区内の音楽家らの指導を受けながら、練習を重ねていく。本番当日は、区内在住のプロの演奏家やその仲間が織りなす弦楽アンサンブルに乗せて、「花は咲く」や「ふるさと」、「地球のこども」などを歌う。
丸山さんは「子どもらしく自然に歌わせたい。一つになって楽しんでもらえれば。また、音楽のまちである麻生区に住んでいてよかったと思ってもらえるようにしていきたい」と話す。
公募の申込み締切は、6月27日必着。小学2年から中学3年の男女を対象とする。参加費有料。詳細・問合せは区役所地域振興課(【電話】044・965・5116)へ。
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