神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2016年9月16日 エリアトップへ

小田急電鉄で初の女性駅長に就任した 水島 悦子さん 登戸駅長 39歳

公開:2016年9月16日

  • LINE
  • hatena

仲間を思い、裏方で支え

 〇…小田急線の百合ヶ丘駅から登戸駅間までの5駅を管轄する登戸駅長に先ごろ着任。「私でいいのかな、という気持ちもあるが、一生懸命やりたい」。1927年の開業以来、女性初の抜てきに気を引き締める。「現場の最前線に出る仲間たちと一緒に仕事ができるのは誇り」。アルバイト約60人を含め、社員約130人のリーダーとして「誰もが働きやすい職場づくり」を掲げ、裏方に徹する。

 ○…出身はさいたま市。学生時代に都市開発や自治体の役割について学び、「一番身近だった鉄道に携わりたい」との思いで2001年、小田急電鉄に入社。最初に配属された営業推進部では、宣伝担当として沿線を紹介する月刊情報誌「CUE!」(キュー)の編集、製作に携わった。「取材に同行したり、社内外のいろんな人たちと接することができたのは貴重な経験」。江の島のPRや、箱根をテーマにしたCMのコンペに立ち会うなど、宣伝畑を夢中で駆け抜けてきた。

 ○…人事部や旅客営業部を経て登戸駅へ。「管轄の5駅はそれぞれ特徴がある。地元商店会の活気があってにぎやか」。着任してすぐ、多摩区の商店会の夏まつりに小田急としてブースを出店。フェイスペインティングや「子ども駅長」の撮影会など参加型の催しを通じて、まちの人たちと対話し、自ら交流を深めた。「まちの発展イコール駅の発展でもあり、運命共同体。人とのつながりを大切に、地元主体のイベントがあれば参加していきたい」。気楽に話しかけられる、親しまれる駅係員でありたい。そんな思いをそっと抱く。

 ○…「ストレス解消のため」というバイオリンは、知人の勧めで始めて10年ほど続けている。オーケストラにも参加しており、仕事の合間を縫って練習する。「人と人とのやりとりが好き。仲間と一緒に何かをやり遂げるのが、やっぱり楽しい」。やるからには、とことん全力で――。仲間を思い、一歩ずつ前に進む。

麻生区版の人物風土記最新6

吉原 智子さん

市立柿生小学校でPTA広報委員長を務める

吉原 智子さん

上麻生在住 36歳

3月29日

小ノ澤 幸穂さん

梨の木団地で初めて開催されたリサイタルでピアニストを務めた

小ノ澤 幸穂さん

王禅寺東在住 46歳

3月22日

白川 北斗さん

先月開催された「早野で冬の自然を楽しむ会」の代表を務めている

白川 北斗さん

王禅寺東在住 52歳

3月15日

太田 隼矢さん

美男コンテスト「ミスター・ジャパン2023」でグランプリを受賞した

太田 隼矢さん

宮前区出身 26歳

3月8日

太田 行英(やすひで)さん

結成20周年を迎える「しまりすアートクラブ」で講師を務める

太田 行英(やすひで)さん

多摩美在住 87歳

3月1日

名川 創さん

「寺子屋南ゆり」の実行委員長を務める

名川 創さん

王禅寺西在住 67歳

2月23日

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook