昭和音楽大学アートマネジメントコースの学生が企画したコンサートが10月31日(月)、同大学ユリホールで開かれる。
東海林純子さん(3年)は、今年で生誕150周年を迎える作曲家エリック・サティに焦点をあて、コンサート「変創曲〜エリック・サティ真の肖像」を企画。「19世紀パリのキャバレーを調べていたら、エリック・サティに辿りついた。主流の作曲家とは違ったテイストなど、独自の路線を歩む人間性、人としての魅力に惹かれた」と話す。あまりコンサートに行ったことがない人にも親しみやすいようにと、映画のような感覚で観られるストーリー仕立てで、企画したという。また、エリック・サティは革命家的な精神をもち、音楽がBGMのように聞き流されてしまうことに対する問題提起もしていた。「音楽とはどういうものかを考えるきっかけになれば」と東海林さん。
コンサートには、「サティ ピアノ音楽全集」などをリリースしているピアニスト・高橋アキさんらが出演する。午後6時30分開場、7時開演。チケットは有料。問い合わせは、同大学アートマネジメントコース企画制作室(【電話】044・959・5121)へ。
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