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麻生区版 公開:2016年12月9日 エリアトップへ

地元有志団体 着物リメイクで貧困支援 カンボジアへ井戸寄贈

文化

公開:2016年12月9日

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着物などをリフォームしてつくった服を着てファッションショー
着物などをリフォームしてつくった服を着てファッションショー

ファッションショーの輪広がり

 麻生区内の女性を中心とする有志団体「かそけしファッションショー」が先月26日、琴平神社第二参集殿でファッションショーやバザーなどのイベントを行い、その売上金で同団体では3基目となるカンボジアの小学校への井戸寄贈を決めた。

 「かそけしファッションショー」は地域の女性を中心とする有志約120人からなる。代表の関戸昭子さんがカンボジアを訪れた際、貧困に苦しむ子どもたちの姿に心を動かされ、「子どもたちのために何かしよう」と友人と話しながら、約12年前に団体を発足した。活動の内容は、着物などのリフォームや洋裁をし、その服をファッションショーでお披露目し、披露された服や手作りなどで持ち寄ったバザー品で販売会を行い、売上金でカンボジアの小学校へ井戸を寄贈するというものだ。これまで2基の井戸を寄贈しており、12回目のイベントを迎えた今回、3基目の寄贈の目途が立った。

 代表の関戸さんは「『かそけし(幽し)』の由来は、大変なことをするので、いつなくなるかわからないという自信のなさの表れ」と謙遜するが、カンボジアの小学校へ井戸を贈ることにより、貧困に苦しむ子どもたちが安心して学校に行き、教育を受けられるようになることにつながっている。

 活動を続けるうちに、当初はミシンが扱えなかったメンバーも、洋裁が得意になったり、互いに洋裁の仕方を教え合ったりと、女性を中心に多くの興味を引き、活動の輪が広がってきている。ファッションショーの会場もこれまでは、関戸さん宅だったが、今回は琴平神社と規模も拡大。関戸さんは「これからも、井戸の5基目までは細々とでも贈り、いつか作った井戸を巡る旅をしたい」と語った。

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