在宅医療・看護・介護の推進を! 川崎市議会議員 花輪 孝一
急激に進む超高齢社会の中で、従来のように病院や老人ホーム等の施設に依存した医療や介護のあり方は限界を超えています。
本来は、疾病を伴っても、生涯住み慣れた自宅などで自分らしい生活を続ける事が理想です。
全国調査によると自宅で療養したいと希望する割合は、60%を超えています。
しかしながら、医療的ニーズの高い介護が必要な方の場合、在宅での生活はご家族の負担が非常に大きくなり、どうしても敬遠しがちです。
川崎市が進める切れ目のない医療と介護
現在川崎市では、かかりつけ医を中心に、【1】訪問診療や往診に取り組みやすい環境づくり、【2】医療と介護の円滑な連携に向けたルールづくり、【3】市民への在宅医療・ケアへの理解に向けた啓発の3項目の推進を目指しています。
また、入院、退院、在宅支援を切れ目なく推進するためには、在宅医と訪問看護師、薬剤師、歯科医師、ケアマネージャー、ヘルパーなど多職種が連携した医療と介護の一体的なサービスの充実が求められます。
現在、川崎市医師会のもとで、「在宅医連絡協議会」が立ち上がりました。また、各区役所に在宅療養調整医師を中心として、「在宅療養推進協議会」が設置され、地域における多職種連携の仕組み作りが行われているところです。
今後は、各区役所の地域みまもり支援センターなど関係機関・団体が支援体制を整え、きめ細かく顔の見える関係づくりを進めていかなくてはなりません。
医療や介護が必要となっても、生涯住み慣れた地域で暮らすことができるよう、今後とも取り組んでまいります。
|
|
|
|
|
|