川崎市が過去最大となる一般会計7088億円を含む2017年度予算案を発表した。この中で麻生区予算案は8億5813万1千円で、16年度より約600万円増、引き続き高齢化対策への取り組み等に重点が置かれた。
前年度対比で0・7%増となった麻生区の17年度予算案。今回示された地域課題に対応する主な事業は16年度と同様、「芸術・文化のまちづくりの推進」「農と環境を活かしたまちづくりの推進」「高齢化への対応とすこやか・支え合いまちづくりの推進」「安全・安心まちづくりの推進」「総合的な子ども・子育て支援の推進」「コミュニティづくりの推進」「スポーツのまち麻生の推進」など10項目となっている。
高齢化への対応などに引き続き焦点
16年度から新たに盛り込まれた「高齢化への対応とすこやか・支え合いのまちづくりの推進」は川崎市が進める地域包括ケアシステムの構築に関わる項目で、高齢化が進む麻生区では新年度でも中心施策となる。区では「すべてが重要な取り組みということに変わりはないが、地域包括ケアシステムは重点政策となる。他の分野で予算額が縮小しているものもあるが、経費節減や見直し等によるものでサービス低下に繋がる内容ではない」と話す。
区では多世代交流を目的としたイベントの開催や、機器の貸し出しなどで地域活動を支援していく取り組みなどを17年度は進めていきたいとしている。市の予算案は13日に開会した市議会定例会で審議される。
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