麻生区版 掲載号:2017年3月3日号

麻生市民交流館やまゆりで手描き文字の講座を開く

松澤 弘治さん

静岡県在住 73歳

丸文字で暮らしに彩りを

 ○…チラシや看板などで目にするPOP文字を活用して日々の暮らしに役立ててもらおうと、3月25日に市民交流館やまゆりで講座を開く。「私が考えるPOP調の文字は手書きではなく『手描き』。親しみやすさを感じることが出来るので、一般の方も商店主もその良さを知って欲しい」。今回はモットーである「字遊字在・楽描き遊楽」の思いを伝える機会にもなる。

 〇…山形県生まれ。絵を描くよりもレタリングへの興味が強かったという少年時代。中学生の頃には地域の運動会の看板やポスターなどを任されるようになった。高校卒業後、衣料品などを扱う大型店舗に就職し、通常業務の傍ら新規出店の現場でPOP作りを行い腕を磨いていった。20代半ばに静岡鉄道(株)グループへ転職し、ショッピングセンターなどでイベントの企画立案からポスターなどビジュアル面の素案作りまで担当。「PCも普及していない時代でしたので手作業も多く、独学で多くを学んできました」と振り返る。

 〇…静岡県藤枝市で妻と2人暮らし。これまでの経験を生かし現在は「手描き販促塾伝道士」として各地で講座を開講しながら、月の1/3は娘夫婦が暮らす麻生区を拠点に美術館巡りなどを楽しむ。「ショッピングモールとかを歩くとどうしても宣伝の仕方とかを見てしまうんです」。路面店などで見かける黒板も「通りすがりの人の目を留まらせたり、商品を引き立たせるものにしないと」と、おせっかいは承知の上で店の人に進言するなど、宣伝することに関しては現役のままの情熱で接している。

 〇…基本を学べば誰でも書ける親しみやすさ、自分なりの創作ができるのがPOP調手描き文字の魅力だという。「メールでも良いけど、たまには自分の文字で手紙を描いたりすることで暮らしに彩りが生まれると思うんです。日本独自の文字に改めて親しみを持って貰うための活動を続けていきたいですね」。

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