片平会館で4月4日、きむら内科クリニック(区内片平)の木村謙介院長が地域の老人会メンバーに向けて、医師が語る「あの世」の話という、一風変わった講演を行った。
同院に通院する住民から、老人会「片平中央クラブ」定例会での講演を依頼されたという木村医師。「人生の先輩達に伝えたいこと」と題し、話をしたのは一般的な健康講演ではなく、自身の経験を交えた霊の存在や死後の世界の話。
一見斬新とも思える内容だが、木村医師は「最近、高齢者で身の置き所が無いような方が多いと感じていて、それは誰にでも待ち受ける『死』の問題があるからでは、と考えるようになりました。死を必要以上に恐れるのではなく、自由な世界へ旅立つ気持ちで明るく晩年を過ごす方が良いということを伝えたかった」と話す。
講演前は参加者44人中7人いた「あの世を信じない」という人が、講演後は0人になったことについて「これからの生き方が少しでも良い方向になったら嬉しい。他の地域でも機会があれば話をしていきたい」と木村医師は話していた。
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|